親子で学ぶ「いのちとからだの10か条」

「いのちとからだの10か条」を使った親子で学ぶ講座が開催されました。


講座には6組の親子が。6歳から11歳まで様々な年齢の子どもたちに参加してもらいました。

前半は子どもたちに「いのちとからだの10か条」で思ったことを言ってもらい、

後半は大人によるフリートークで盛り上がりました。


この小冊子完成までの経緯はこちらをご覧ください。


今回の講座はNPO法人COML


第212回患者塾

『子ども向け「いのちとからだの10か条」発行記念 親子で学ぼう“10か条” ~東京編~』


として開催されました。

前半はCOML代表の山口さんによる進行で進みました。

 

スタートは子どもたちの自己紹介から。今日は彼らが主役です!


いくつかのページを紹介しながら、当日の様子をお伝えしたいと思います。

まず1ページ目はこちら


「まずは「自分」が中心であることを知ってください。」


というメッセージが込められています。

この事を話して、今回も「自分が主役」であることを伝えてスタートです。



3ページ目


このページには「親や先生も気づけないことがある」というメッセージも込められています。

子どもたちには「どんなからだの変化を経験したことがあるか」聞いてみました。


「おなかが痛くなった時はどんな時だった?」


「おかしいと思ったら、どうする?」


この質問には


「原因の対処法を考える」


という、ずいぶんしっかりとした答えも返ってきました。


そして「気持ち」も

 「悲しい、恥ずかしい、不安、苦しい、嬉しい」

と変わることを子どもたちと確認しました。


7ページ目

このページは小さい子には少し難しいので、大きな子から意味を説明してもらいました。

すると・・・


「病気を治すときは自分が中心になる!」


全くその通り!

これなら将来患者になっても心配はないでしょう。


10ページ目

 

「誰の命が大事かな?」


という質問には

 

「友達」「保育園の先生」「お母さん、お父さん、きょうだい、おばあちゃんおじいちゃん」

 

と次々に答えが返ってきました。

でも一番大事なのは・・・


 「自分のいのちも大事にね」


ということを伝えて10か条の確認が終わりました。


 

最後に子どもたちに

「気になったページは?」

と聞いてみると


「4ページ。今まで言えてなかったから自分て言ってみる」


「10ページ。お友達が半分ぐらいで仲良くなれなくても、最後に友達になれるかも。だからみんな大事」


という感想がありました。


子どもならではの柔軟な発想で、思わず胸を打たれました。

小さい子でも大人の予想をはるかに上回る言葉が返ってきます。


今回は4月から小学生の2人の子どもがムードメーカーでした。

この冊子は小学生用につくられたものでしたが、

小学校入学前にもとても意味のあるものだと思いました。


10か条の中には次の点が多く出てきます。


「自分」が中心であること


「他人」との関わりについて


この2つのことを考えることは、小学校生活を迎える子どもにとって大きな意味があるのではないでしょうか。


「いのちとからだの10か条」はこちらからダウンロードできます。

現在(2015/2/17)、無料配布も行っています。